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更新日:2024年2月27日

景観計画~復興とともに美しいまちへ~

多賀城市景観計画について

多賀城市は景観法による景観行政団体として、平成27年4月に行政区域を景観計画区域とする「多賀城市景観計画」を策定しました。
本市の景観まちづくりは、平成23年3月に発生した東日本大震災からの復興とともに、歴史、景観、文化を活かしたまちづくりの推進を掲げており、今後、多賀城らしい美しく魅力的な景観形成に努めてまいります。
本計画では、本市の景観の特徴を踏まえて、景観形成の基本理念のもとに将来の景観像を歴史、自然、都市、人について描き、基本目標を定め、基本方針を策定するものです。

景観法

景観法は、日本全国の都市や農村、山村、漁村において、良好な景観の形成が促進されるよう、景観計画の策定や景観重要建造物・樹木の指定、景観協定の締結、景観条例の制定などの施策を総合的に行い、美しく風格のある国土の形成と、潤いのある豊かな生活環境の創造および個性的で活力のある地域社会の実現を図り、国民生活の向上並びに国民経済および地域社会の健全な発展に寄与することを目的としています。

景観計画

景観計画とは、景観行政団体(※1)が都市や農村、山村、漁村などで、地域の自然、歴史、文化などからみて、地域の特性にふさわしい良好な景観を形成する必要があると認められる土地の区域で定めることができる計画です。
景観計画では、市域の中に「景観計画区域」を定めて、良好な景観の形成に関する基本的な方針を策定し、良好な景観を保全する必要がある地区や、新たに良好な景観を創出する必要がある地区に景観において、良好な景観の形成のために必要な事項を定めることができます。
(※1)景観行政団体
景観行政団体とは、景観計画の策定など、景観法に基づく景観行政を担う主体です。本市は、地域性や歴史文化を考慮した本市独自の良好な景観形成を自主的に図るため、宮城県と協議し、同意を得て、平成23年4月1日に景観法に基づいた景観行政団体になり、下記のような取り組みが可能となりました。

  • 景観法に基づいた本市独自の「景観計画」が策定できます。
  • 景観計画において良好な景観の形成のため、建築物や屋外広告物などに関する行為の制限を定めることができます。
  • 景観関連補助事業など、国の予算による支援を受けることができ、景観法に基づく各種制度を活用できます。
  • 良好な景観形成に取り組む自治体であることを対外的に広くアピールできます。

多賀城市の景観の特徴

図:多賀城市の景観の特徴「多賀城らしさ」

景観形成の基本理念

「国府の歴史、歌人の文化、偉人の足跡(そくせき)を継承し、ふるさとを育む史都多賀城」

  • 市民が共有する歴史・自然景観を大切にする景観づくり
  • 愛着とやすらぎを持てる地域の個性豊かな景観づくり
  • 市民が共感する多賀城の礎と調和した美しい景観づくり

良好な景観形成は、本市に係るすべての人が「景観」を意識して、市民、事業者、行政の各々が役割を担い、将来の景観像の実現に向けて取り組んでいく必要があります。その指針となるのが、この景観計画です。

将来の景観像

景観形成の基本理念のもとに景観テーマを掲げ、市民が、歴史、自然景観を大切に各々の地域の特徴ある都市景観を育んでいく姿勢を、本市の将来の景観像として位置づけ、現在から将来に向けた本市の景観の姿を描きます。

図:景観特性と将来景観像

基本目標

写真:農村集落にある板倉■時代の薫りを感じる『歴史的景観』
1)史跡の保全と魅力をさらに向上させる景観形成
2)地域の歴史的風致を生かした景観の形成
3)史跡景観に配慮した公共施設の整備

写真:貞山運河の河川景観■季節の彩を感じる『自然的景観』
1)河川を主軸とする水と緑の景観ネットワークの形成
2)水辺景観の保全と改善
3)西部地区に広がる優良な田園景観の保全

多賀城駅前の新図書館(イメージ)■人の温かみを感じる『都市的景観』
1)多賀城駅周辺の良好な景観の創出
2)道路や公園などにおける緑化の推進
3)身近な住環境におけるのどかで落ち着いた景観の形成

写真:万葉まつり■ふれあいあふれる『市民が集う景観』
1)人が集まり多賀城らしい景観に親しむ機会づくり
2)身近な景観を再発見する環境づくり
3)花が彩る住宅地の景観づくり
4)緑豊かな工業地の景観づくり

景観重点区域の基本方針

景観重点区域は、歴史的風致に配慮した景観形成に係る7つと中心市街地の1つの区域に設定します。

1)山王・南宮地域:「塩竈街道」沿いに残る江戸時代以来の佇まいを後世に伝える景観まちづくり

2)市川地域:多賀城市の名の由来であり、本市の象徴となる特別史跡多賀城跡を守り伝える景観づくり

3)城南地域:多賀城眼下に広がる住宅地として、歴史と調和した良好な市街地を形成する景観まちづくり

4)八幡地域:江戸時代のまち割りと、本市を代表する歌枕の地を維持・向上させる景観まちづくり

5)砂押川地域:砂押川沿いの水辺をつなぐ歴史の道をたどり、水と緑の自然景観に親しめる景観づくり

6)野田の玉川地域:野田の玉川の流れとともに、受け継がれてきた歌枕の風情を活かした景観づくり

7)貞山運河地域:伊たち(だて)政宗ゆかりの運河の保存と現代の生活が調和した貞山運河の景観づくり

8)多賀城駅を核とする中心市街地:多彩な文化があふれる、「東北随一の文化交流拠点」にふさわしい景観づくり

多賀城市景観計画全文

本計画をご覧になりたい方は、次のファイルをご利用ください。

策定に向けた取り組み

市民懇談会

策定にあたり、景観重点区域ごとに市民の皆様と意見交換を行いました。

  • 第一回平成25年5月27日山王・南宮・市川地域地域のまちづくり、歴史資源の活用、景観について
  • 第二回平成25年8月1日山王・南宮地域地域の歴史資源、景観について
  • 第三回平成25年8月6日市川地域地域の魅力について
  • 第四回平成25年9月3日山王・南宮地域どんなまちにしたいかについて
  • 第五回平成25年10月18日山王・南宮地域塩竈街道のまちづくり案について
  • 第六回平成26年4月24日八幡地域地域の歴史現の活用、景観について
  • 第七回平成26年4月25日大代地域地域の歴史現の活用、景観について
  • 第八回平成26年5月30日市川地域景観計画の案、まちづくりについて
  • 第九回平成26年6月3日山王・南宮地域景観計画の案、まちづくりについて

関係団体意見交換会

策定にあたり、日頃、花のまちづくり団体として地域で活動されている方、市内での建築や緑化にかかわっている建築事務所、造園業者との意見交換会を行い、景観形成に係る苦労や市民の考え方などについての意見を伺いました。

  • 平成25年3月25日花のまちづくり団体緑化を主とした景観形成について
  • 平成25年4月24日市内造園業者緑化緑の維持管理について
  • 平成25年4月26日建築事務所仙台東支部景観形成について

パブリックコメント

策定にあたり、市民の皆様のご意見を反映させるため、多賀城市景観計画の案を公表し、この案に対する意見を募集しました。

  • 意見の募集期間平成27年2月5日から平成27年2月18日まで
  • 多賀城市景観計画案の公表方法市ホームページへの掲載並びに市役所、市民活動サポートセンター、文化センター、山王地区公民館および大代地区公民館の各窓口での閲覧
  • 実施結果意見意見はありませんでした。

その他の景観の取り組み

多賀城市景観写真コンクール(平成24年度、平成25年度)

広報多賀城掲載「景観だより」(平成26年度まで)

よくある質問

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お問い合わせ

都市産業部都市計画課都市計画係

〒985-8531 宮城県多賀城市中央二丁目1番1号

電話番号:022-368-4241

ファクス:022-368-9069

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