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更新日:2024年10月8日
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれるもので、主に気道の分泌物により感染を起こします。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症を起こすことがあります。特に、髄膜炎をきたした場合には2%の子どもが亡くなり、10%に難聴、精神の発達遅滞、四肢の麻痺、てんかんなどの後遺症を残すと言われています。また、小さい子どもほど発症しやすく、特に0歳児でのリスクが高いとされています。
令和6年10月1日から、20価肺炎球菌ワクチンでの接種が基本となり、当面の間は、15価肺炎球菌ワクチンも使用することができます。接種回数や接種間隔等はこれまでと同じです。13価肺炎球菌ワクチンは定期接種から除外されます。すでにお持ちの予診票については、引き続きご使用いただけます。
なお、13価肺炎球菌ワクチンで接種を開始していた場合は、残りの接種は20価ワクチンを用いることが原則となります。15価肺炎球菌ワクチンで接種を開始していた場合は、同一ワクチンで接種を完了することが原則となります。
小児用肺炎球菌ワクチンは接種開始月齢によって接種回数が異なります、かかりつけ医と相談の上、計画的に接種しましょう。
生後2か月以上5歳未満(生後2か月以上生後7か月未満に接種開始が望ましい)
接種開始年齢 | 初回接種追加接種 | 合計接種回数 | |
---|---|---|---|
生後2か月以上 7か月未満 【標準的な接種年齢】 |
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4回 | |
生後7か月以上 12か月未満 |
|
3回 | |
12か月以上 2歳未満 |
|
2回 | |
2歳以上 5歳未満 |
1回 | 1回 |
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