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更新日:2025年3月10日
本市の水道は、第二次世界大戦さなかの昭和18年、日本海軍により多賀城海軍工廠付帯施設(たがじょうかいぐんこうしょうふたいしせつ)として、工廠およびその家族住宅に給水するために設置された水道施設を基幹とし、整備拡充を図ってきたものです。
昭和26年2月、多賀城村は既にこの水道を利用していた工廠家族住宅を含む住民および進駐軍基地周辺住民の公衆衛生の向上と生活環境の改善を図るため、進駐軍より余剰水の分与を受け村営水道事業を開始したもので、水源を持たない異例の水道事業の始まりでした。
昭和39年の新産業都市指定や、同46年には仙台港開港による関連企業の進出など、まちの発展とともに水需要は年々増加してきたことから、昭和43年の第一次拡張事業を始めとする数次の拡張事業を実施し、施設の拡張整備を行ってきたところです。
昭和54年4月、旧海軍工廠の関連施設については、多賀城市に全面移管され、管理運営を行っております。
その後、人口の増加、生活様式の多様化、下水道の普及などにより水需要はますます増加することが予測されたため、平成2年4月供給開始の宮城県仙南・仙塩広域水道用水供給事業に参画し、配水池の築造・配水管の整備・老朽管の改良など、災害に強く安全で安心して飲める水道水の供給を目標に現在第五次拡張事業を実施しています。
事業名 |
事業年月 |
計画給水人口(人) |
計画水量(立方メートル) |
主な事業内容 |
---|---|---|---|---|
創設 |
昭和26年2月 |
8,000 |
1,800 |
米軍から余剰水の分与を受け、事業開始 |
第一次拡張事業 |
昭和43年2月 |
20,000 |
6,300 |
水源開発、紅葉山浄水場の新設 |
第二次拡張事業 |
昭和45年11月 |
38,200 |
12,750 |
末の松山配水場の新設 |
第三次拡張事業 |
昭和49年3月 |
53,600 |
21,440 |
七北田川左岸に(5ヶ所)水源井開発 |
第三次拡張事業第一回変更 |
昭和54年3月 |
54,600 |
22,440 |
防衛庁の水道施設を全面移管 |
第三次拡張事業第二回変更 |
昭和56年8月 |
54,600 |
22,440 |
浄水方法の変更 |
第四次拡張事業 |
昭和61年3月 |
55,200 |
23,800 |
仙南・仙塩広域水道よりの受水 |
第五次拡張事業 |
平成3年3月 |
63,070 |
30,280 |
仙南・仙塩広域水道の受水量の増加 |
本市の水源は、仙台市からの分水並び宮城県仙南・仙塩広域水道からの受水を水源としています。
全国的に水道水の水源の水質が悪くなる傾向にあり、水質への関心が高まっています。水道水の安全性をより高めるため、平成16年4月1日から水質検査項目が大幅に改正強化されました。
詳しくは環境省HP水質基準項目と基準値をご覧ください。本市では、ご家庭に送る水道水の水質検査を実施し、水質基準に適合した安全な水を送っています。
環境省(水質基準の策定、水道整備・管理のうち水質・衛生)(外部サイトへリンク)のページへ
皆様に安心して水道水を飲んでいただくために、次のような水質検査を定期的に行っています。
毎日検査(市内15ヶ所)
お客様の給水栓で、色が付いたり濁ったりした水が出ていないか、また滅菌のために入れている塩素が残っているかどうかを毎日調べています。
毎月検査(原水を含む市内外16ヶ所)
水道法で定められた項目などの検査を毎月行っています。
全項目検査(原水を含む市内16ヶ所)
水道法で定められたすべての項目の検査を年4回(5月、8月、11月、2月)に行っています。
水質管理目標設定項目(市内外2ヶ所)
水道水の水質管理上必要な項目の検査を年1回(8月)に行っています。
水質検査用の採水や残留塩素などの測定時に、お客様のご家庭にお邪魔しますので、ご協力をお願いします(採水や検査は、外の蛇口で行います。不審なときは、身分証明書の提示を求めてください)。
令和6年度分
令和5年度分
令和4年度分
令和6年度の水質検査計画を公表いたします。
令和5年度の水質年報を公表いたします。
水安全計画を公表いたします。
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