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更新日:2021年7月15日
糖尿病は、適切な治療を行わない場合、糖尿病が重症化して人工透析や失明などに至る危険があります。未受診の方や治療を中断した方に、医療機関への受診をお勧めし、透析や失明などに至る方を一人でも減らす取組が重要です。現在、全国の自治体で実施されている「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」において、未受診の方や受診を中断した方に対して、様々な手段で受診をお勧めしていますが、その取組について有効性が十分に確立されていません。
今回、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」において、電話などを用いた受診勧奨が、医療機関への受診率ならびに再受診率の向上に役立つかどうかを検証する目的から、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム効果検証:医療機関への未受診者、受診中断者に対する電話などを用いた受診勧奨が受診率に与える効果検証」に本市も参加することになりました。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」において医療機関への受診勧奨の対象となる方で、下記1.または2.に当てはまる方
令和3年4月~令和5年3月
「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」において、医療機関未受診者や受診を中断した糖尿病の方に対して、電話などを用いた受診勧奨が、医療機関への受診率ならびに再受診の向上に役立つかどうかを検討します。令和3年度、令和4年度の2年間、事前に決められた受診勧奨の方法で受診勧奨を行い、医療機関が保険者に請求する医療費の明細情報をもとに、医療機関への受診率ならびに再受診率の向上、さらには糖尿病の良好な管理に役立つかを検証します。
【研究代表者】
岐阜大学大学院医学系研究科糖尿病・内分泌代謝内科学教授矢部 大介
【研究事務局】
岐阜大学大学院医学系研究科糖尿病・内分泌代謝内科学臨床講師加藤 丈博
【参加施設】
久留米大学バイオ統計センター教授室谷 健太
医療機関が保険者に請求する医療費の明細(レセプト・データ)、特定健康診査の結果
医療機関への受診勧奨の対象となる未受診および治療を中断した方の情報は、個人が特定できないように匿名化されて研究組織に提供されます。
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。臨床研究のうち、侵襲や介入もなく診療情報などの情報のみを用いる研究などについては、国が定めた指針に基づき、対象となる方お一人ずつから直接同意を得る必要はありませんが、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保証することが必要とされております。
このような手法を「オプトアウト」と言い、本事業はオプトアウトを用いた研究となります。研究への協力をされない場合は、下記お問合せ先までお知らせください。
情報が本研究に用いられることについて研究の対象となる方にご了承いただけない場合には、分析対象から除外させていただきます。その場合でも、お申し出により、対象となる方に不利益が生じることはありません。ただし、研究実施上、すでに個人が特定できない状態で解析の対象となった場合など、除外できない場合がございます。
本研究に関するご質問などがありましたら下記の問合せ先までご連絡ください。また、ご希望があれば、ほかの研究対象者の個人情報および知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書および関連資料を閲覧することができますのでお申し出ください。
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