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更新日:2023年1月15日
ストレスは誰にでもあるものですが、ためすぎると体調を崩してしまうこともあります。早めにストレスに気づいて、適切に休養をとることが、こころとからだの健康に大切です。
ストレスとは、外部からの刺激を受けて生じた緊張状態のことです。外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや身体に生じた様々な反応をストレス反応と言います。
ストレッサーには
があります。人生の節目となるライフイベント(就学・卒業、就職・昇進・退職、結婚・離婚など)から、天気や通勤など些細な日常の出来事まで、生活を送るうえで生じる様々な出来事がストレッサーになり得ます。
健康な心は弾力のあるゴムボールに、ストレッサーは押す力、ボールの凹みはストレス反応に例えられます。程よいストレッサーであれば、元に戻ったり、生活の張りや活力へ変えていくことができます。しかし、ストレッサーが強すぎたり、長引いたりすると弾力が失われ、うまく戻ることができません。すると、こころとからだに影響が出てきます。
自分にあらわれやすい反応を知っておくと「いま、心が疲れているな」と早めに気づくことができます。ストレスは自覚がなくても知らずのうちに蓄積して、こころとからだに不調をきたすこともあります。ストレスサインに気づいたら、無理せず休養を十分にとり、ストレス解消のセルフケアをしたり、ひとりで抱え込まず家族や知人、相談機関へ相談しましょう。
ほかにも厚生労働省では、疲れやストレスと前向きにつきあうコツ ポジティブ・シェアリング(外部サイトへリンク)を紹介しています。
私たちは日常生活の中で、さまざまなストレスと付き合いながら過ごしています。時に落ち込んだり、イライラしたり、気分の浮き沈みを誰もが経験することと思います。ほとんどの場合、時間ととも回復し元気を取り戻すものですが、一向に元気が戻らず「眠れない」「食欲がない」「何もする気にならない」ということが続いている場合、うつ病になっているかもしれません。
うつ病は、ストレスが重なったり、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働かないので、ものの見方が否定的になったり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため、普段なら乗り越えられるストレスがより辛く感じてしまうといった悪循環が起きてしまいます。
早めの治療を始めるほど回復も早いと言われていますので、無理せず早めに専門機関に相談すること、そしてゆっくり休養をとることが大切です。
うつ病を診断する目安として、「次のような症状が2週間以上ずっと続く」というものがあります。1つ1つの症状は誰しもが感じるような気分ですが、それが一日中絶え間なく感じられ、長い期間続くようであれば、うつ病のサインなのかもしれません。
うつ病では、自分が感じられる気分の変化だけでなく、周囲からみてわかる変化もあります。周りの人が「いつもと違う」こんな変化に気づいたら、もしかして本人はうつ状態で苦しんでいるのかもしれません。
まずは専門家に相談しましょう。専門家のいるところは精神科や心療内科ですが、どこに行けばよいかわからない時は自分のことをよく知っているかかりつけ医に相談したり、専門の相談機関に相談しましょう。
インターネットや本などで一方的な情報を集めて自己診断することは、正しい診察を受ける機会を遅らせるだけでお勧めできない方法です。うつ病の中にも様々なタイプがあるので、本当にうつ病なのか、今後どのように対処していったらよいのかなど、専門医による生活な診断の上で改善を目指したほうが適切でしょう。
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