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更新日:2022年3月29日
令和3年(2021年)11月1日に多賀城市は市制施行50周年を迎えます。
昭和46年(1971年)11月1日に多賀城が市となった記念に、一般からの募集によって山茶花が市木に選ばれました。山茶花は日本原産の花木でツバキ科ツバキ属に属します。11月に開花する山茶花は市の花に相応しく、その樹姿は市の発展をあらわしています。
山茶花の花言葉は「困難に打ち勝つ、ひたむきさ」。東日本大震災からの復興に取り組む私たち多賀城市民に寄り添うように、四季を問わず緑をたたえ、季節になると必ず花を咲かせました。
山茶花とともに冬から春の季節の変わり目を告げる花に、同属の椿があります。椿も多賀城に馴染み深い花です。多賀城跡に多く自生する藪椿は、多賀城がかつて東北一円の文化の中心であったことを彷彿とさせます。『日本書紀』や『万葉集』にもその名が登場する椿は、古代から日本人に愛され、ときには薬草として、また、種からは油を、更に枝は神事にも使われ、紅白の花と常緑は「吉祥」の意味を持っていました。そのため、都が置かれた上方の社寺には銘椿が多くあります。
古今東西現代にいたるまで、多くの芸術家により主要なモチーフとされた椿と山茶花。本展は、椿をテーマとした美術品の収集で知られるあいおいニッセイ同和損害保険株式会社のコレクションから、琳派を代表する尾形光琳・乾山や北大路魯山人の貴重な工芸品をはじめ、琳派を受け継ぐ近現代画家として人気の高い竹久夢二など、多彩な名品21点を展示します。
開催期間:令和3年11月1日(月曜日)~11月30日(火曜日)
時間:平日/9時~19時、土日・祝日/9時~17時
場所:多賀城市立図書館3階ギャラリー(図書館の開館時間は9時~21時30分)
料金:無料
古都、奈良や京都の古い歴史を持つ寺社の中には、染め和紙で季節おりおりの花や鳥をつくり、神仏に供える伝統行事を今も続けるところがあります。
1200年前から絶えることなく行われている奈良東大寺の修二会で十一面観音に捧げられる椿の造花(拵え花)もその一つです。
今回のワークショップでは、東大寺に染め和紙を納めている染司よしおかの吉岡更紗さんを講師に招いて、和紙に伝統的な染料を使って染めるワークショップを開催します。
実際に和紙を染めながら日本の伝統的な色を体感してみませんか。
日時:令和3年11月13日(土曜日)・11月14日(日曜日)14時~15時30分
場所:多賀城駅北ビルA棟2階西側スペース
講師:染司よしおか吉岡 更紗氏
定員:各回10名(未就学児不可・小学生は保護者同伴のみ参加可)
参加費:無料
申込方法:令和3年10月18日(月曜日)から多賀城市立図書館にて受付開始
【同時開催】
「椿と山茶花のお茶会」-緑の薬箱からみる茶葉-
ワークショップに参加された皆さんに、椿・山茶花と同属のお茶、その起源と歴史や薬効のお話とともに、お茶が日本に初めて伝来した唐時代のお茶スープの試飲、中国緑茶の試飲、椿茶のお土産付き!あわせてご参加ください。
講師:薬剤師後藤 佳子氏
古都、奈良や京都の古い歴史を持つ寺社の中には、染め和紙で四季折々の花や鳥をつくり、神仏に供える伝統行事を今も続けるところがあり、奈良東大寺の修二会で、十一面観音に捧げられる椿の造花(拵え花)もその一つです。
東大寺二月堂院主でもある橋村執事長に東大寺二月堂修二会での花拵えと東大寺の椿についてご講演いただきます。
日時:令和3年11月21日(日曜日)13時~14時30分
場所:多賀城駅北ビルA棟1階
講師:東大寺執事長橋村 公英氏
定員:30名
参加費:無料
申込方法:電話またはメールで申し込み
参加する方全員の「氏名・住所・電話番号」をお伝えください。
電話:022-368-1141(代表)
メール:sozo@city.tagajo.miyagi.jp
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