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更新日:2025年3月25日
学校給食センター「ドリームランチ多賀城」のあらましをご紹介します。
平成14年7月に開所した学校給食センターでは、皆さんに親しんでいただけるよう市内の小・中学生から愛称を募集しました。応募1,111通の中から、「ドリームランチ多賀城」に決定されました。
ドリームランチ多賀城案内図
「ドリームランチ多賀城」は、多賀城市内の小・中学生に「安全で栄養バランスのよい、おいしい給食」を提供することにとどまらず、食に関する教材・資料の提供、あるいは学校における「食に関する指導」の拠点としての事業が展開できるように計画、建設されました。
徹底した衛生管理体制の確立は、給食センターの基本要件であることは言うまでもありません。
近年の食中毒事件の大規模化傾向、平成8年の病原性大腸菌O-157による食中毒事件の続発を受けて、当時の厚生省では「大量調理施設衛生管理マニュアル」を、文部省では「学校給食衛生管理の基準」を作成しましたが、「ドリームランチ多賀城」はこれらの基準に基づき設計されています。
主な特徴は、次のとおりです。
先に策定された「多賀城市環境基本条例」の基本理念に基づき、地球温暖化防止、CO2削減に貢献できる熱源機器の選択、ごみの減量化、リサイクル推進など環境に配慮した工夫が随所に盛り込まれていることです。
たとえば、調理室の天井高を低くしたり、使用時間帯により切り替えができる空調システムを導入したり、高照度照明器具を採用していますが、これは省エネルギーのための工夫のひとつです。もちろん、蒸気熱源、空調熱源として天然ガスを使用、給湯用熱源としては深夜電力を活用しています。
また、リサイクル推進の一環として、ボイラーの排熱回収システム(排気ガスの熱をボイラー給水加温に使用)を採用しています。
なお、施設で使用する資材についても、エコロジカルケーブルを使用するなど、環境破壊の元となる資材は、極力排除しました。
安全でおいしい給食の提供は、快適で安全な作業環境があって始めて可能となります。「ドリームランチ多賀城」では、関係法令の基準を十分にクリアした施設整備を行いました。
室温が高くなる調理施設内でも、目標値を温度は25度以下、湿度は80パーセント以下、照度は500ルクス以上に設定しています。作業に使用する機器は、作業時の姿勢や速さ、継続性などを考慮して選定しました。
ドリームランチ多賀城では、毎日、小学校用献立を2コースと中学校用1コースのあわせて3コースを作っています。そのうち2つのコースは米飯給食で、1つのコースはパンを主食とした給食です。牛乳は、毎日付きます。
小・中学生の皆さんは、米飯を主食とした給食を2日食べた次の日には、パンが主食の給食が1日、この3日のサイクルで給食を食べていることになります。
文部科学省の定める「児童または生徒1人1回当たりの学校給食摂取基準」に基づいて、栄養が摂れるように心掛けています。
学校給食センターの開所に伴い、食器もすべて新しくなりました。楽しい時間を過ごしていただけるよう、食器にはオリジナルの絵柄をデザインしています。この絵柄は、市内の小・中学生のみなさんからいただいた1,955通の応募の中から決定されました。
こんな食器を使っています。
食器の種類
本市では、令和3年4月に学校給食費を改定して以降、献立の工夫や物資選定による食材費の抑制に努めてまいりました。しかしながら、近年の物価高騰の影響を受け、食材価格が大幅に上昇しているため、現状の給食費では、献立の多様性や質、栄養価を維持することが困難な状況となってきています。
このような状況を踏まえ、令和7年4月から給食費を改定いたします。令和7年度は物価高騰対策のため物価高騰対策補助金として、改定する給食費の増額分を補助することといたしました。よって、給食費の改定は行いますが、保護者負担額は令和6年度の額のまま変更はありません。詳しくは資料(PDF:1,592KB)をご覧ください。
小学校
区分 |
選択できる年回数(回) |
一食単価(円) |
補助額(円) | 保護者負担額(円) |
---|---|---|---|---|
小学生 |
183 |
367 |
78 | 289 |
中学校
区分 |
選択できる年回数(回) |
一食単価(円) |
補助額(円) | 保護者負担額(円) |
---|---|---|---|---|
中学生 |
183 |
443 |
95 | 348 |
区分 |
学校数 |
児童・生徒数 |
職員数 |
小計 |
---|---|---|---|---|
小学校 |
6 |
3,302 |
227 |
3,529 |
中学校 |
4 |
1,574 |
95 |
1,669 |
合計 |
10 |
4,876 |
322 |
5,198 |
学校給食センターの円滑な運営を図るため、昭和50年に設置された教育委員会の諮問機関です。
委員は、学校長をはじめ保護者および学識経験者などで構成されており、学校給食のあり方や給食費などについて審議します。
運営審議会の構成
現在の審議委員の構成は次のとおりです。
よくある質問
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