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更新日:2020年9月7日
1号文書
3号文書
4号文書
漆紙文書は、漆の乾燥を防ぐため、ふた紙として再利用された反故(ほご)の文書が、漆に保護されることで腐らずに残ったものです。全国で初めて多賀城跡から発見されました。本資料は陸奥国の戸籍に関する漆紙文書3点で、年代は奈良時代(8世紀)です。いずれも山王遺跡から出土しました。内容はそれぞれ戸口損益帳(ここうそんえきちょう)、計帳(けいちょう)、計帳様文書と判明しました。陸奥国の戸籍関係資料は、正倉院に伝わる和銅(わどう)元年(708)の戸口損益帳断簡が2点あるのみで、本資料は断片ながら貴重な戸籍関係資料です。
(平成17年11月1日指定、種別:考古資料)
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