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更新日:2020年9月7日
壺鐙(つぼあぶみ)と同じく南北大路上に架けられた橋の下から出土したもので、年代も同じく10世紀です。切先(きっさき)側が欠損するものの、鞘(さや)に納まった状態で発見されました。刀身は鉄製で、茎(なかご)は先端が尖っており、その先端附近に目釘穴(めくぎあな)があります。柄頭(つかがしら)は丸く、その縁には責金具(せめかなぐ)が付けられています。鞘には腰に下げるための足金具(あしかなぐ)が2箇所に付けられており、その内側に布目痕が残る漆膜が残存していたことから、鞘は布張りの上、黒色漆が塗られていたと推定されます。
(平成17年11月1日指定、種別:考古資料)
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