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更新日:2023年11月22日
多賀城は奈良時代に陸奥国を統治する拠点として栄え、当時の行政組織である「国府」と兵士の駐屯・監督場所である「鎮守府」が置かれ、古代東北の政治・文化・軍人の中心地としての役割を担いました。
現在、特別史跡に指定されている「多賀城跡」からは、当時を物語る様々な品が出土されており、その中に米袋に付けたと思われる「黒舂米(こくしょうまい)」と書かれた木簡が出土しています。多賀城では遠い昔から米を作付けしていたという歴史がありました。この歴史的な背景を受け、現在では稲の原種に近い「古代米」というお米を多賀城市の特産品として認定し栽培しています。
また、多賀城市では、事業者の皆様による「古代米」を活用した商品開発を後押しするため、平成29年3月16日、中小企業地域資源活用促進法に基づき、「古代米の加工品群」をテーマに「ふるさと名物応援宣言」を行いました。
古代米の表皮には、アントシアニンという色素が多く含まれています。アントシアニンとはポリフェノールの一種で、赤ワインやブルーベリーなどにも含まれ、抗酸化作用があり老化(酸化)の原因となる活性酸素の動きを抑制する働きがあるといわれています。他にも各種ビタミン、カリウム、カルシウムなどの栄養素を豊富に含んでいて、白米と比べ高い栄養価があるので、美容や健康にうれしいお米です。
白米1合に対し古代米、ティースプーン1杯分(約5グラム)を加え、普段のお米のように炊けば、お赤飯のような桜色のご飯ができます。もち米とは異なり、プチプチとした食感で、さままざなおかずと相性が良いです。カレーをかけても大変おいしくお召し上がりいただけます。季節ごとのお祝いの食事にもぜひ取り入れてみてください。
ご家庭で簡単に作れる古代米を使用したレシピをご紹介します。
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