更新日:2021年9月27日
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10月の多賀城は、第1回目の富山県高岡市に引き続き開催される「第2回全国万葉故地サミット」や、「第20回史都多賀城万葉まつり」が行われます。
広報多賀城10月号(5-6ページ 史都多賀城万葉の秋)(PDF:3,777KB)で紹介しています。
広報多賀城10月号
奈良時代、金の産出によって大きな注目を集めた東北地方。
その中心であった多賀城には、都から官人(役人)が赴任して文化が花開きました。
第1回から万葉まつりに関わってきた根來(ねごろ)さんに、20回目を迎えたこれからの思いを伺いました。
史都多賀城万葉まつり実行委員会 根來宣昭委員長
思い・・・
「まつりに関わる人や皆さんからご協力をいただき、ここまでくることができ本当に感謝しています。
その当時の生活や習慣、民俗などを再現していくことで、多賀城の文化・時代背景を正確に分かりやすく伝え、多賀城の歴史を身近に感じられる、地域に根ざしたまつりにしたいと思っています。
地域の中での人とのつながりや、文化を継承していける可能性が、万葉まつりにはあると思っています。」
万葉まつりは、多くのボランティアの皆さんによって支えられています。
史都多賀城万葉まつりで、万葉行列やステージの出演者が着用している衣装は、市民の手作りだということをご存じですか。今回は、衣装の製作や着付けなどを担っている皆さんを紹介します。
万葉衣装とは
多賀城にゆかりのある、大伴家持(おおとものやかもち)、笠女郎(かさのいらつめ)、清少納言など歴史上の人物の衣装です。10種類、400着以上もあります。寄付をした着物が万葉衣装に生まれ変わり、着用されているのを見るのを楽しみにしている市民も多く、その気持ちに応えたいと製作にも力が入るそうです。
衣装は、あやめまつりや文化センターまつりの無料着付け体験でも大人気。最近は、外国人に着付けをしたり太宰府市のイベントなどに貸し出す機会も増え、市外にまで人気が広がっています。
やりがい・楽しみ
取材当日、集まったメンバーは9人。活動への思いを伺いました。 「社会経験豊富な人生の先輩から多くのことを学べます。ここに来ると元気になれるんです。手を動かすことが好き、話をすることが好き。楽しい会話で笑い合えること、遠慮なく思ったことを言い合える仲間の存在をありがたく感じています。」 「みんな仕事熱心な研究家。どうしたらもっと良くなるか改善しようと日々研究、実践しています。裁縫が初めての人でも、できる作業から丁寧に教えますので、衣装も縫えるようになります。」「銘仙(大正から昭和にかけて流行した生地)などを使った着物は、日常生活では触れることのない日本の文化。生地との出会いがとても楽しみです。」 「衣装を着た人が、笑顔で喜んでいる姿を見ることが何よりもうれしいです。」 活動に興味のある人、着物が好きな人、新しいことを初めてみたい人、楽しい仲間の輪に入りたい人、活動の様子をぜひ一度見に来てください。
広報多賀城10月号TAGAJOISMより
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史都多賀城万葉まつり実行委員会事務局
電話:022-702-3277
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