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更新日:2024年8月28日
令和6年8月27日付けで官報に告示され、重要文化財多賀城碑が国宝に、市内出土の文字資料の一部が正式に重要文化財になりました。市内所在の文化財の国宝指定は初めてで、多賀城市所蔵資料の重要文化財指定も初めてです。
名称 | 多賀城碑 |
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指定区分 | 国宝 |
時代 | 奈良時代 |
建立年月日 | 天平宝字6年(762)12月1日 |
所在地 | 多賀城市市川字田屋場 |
所有者 | 国 |
既指定年月日 | 平成10年6月30日(重要文化財) |
概要 | 多賀城南門を入ってすぐのところにある奈良時代の石碑で、「壺碑(つぼのいしぶみ)」とも呼ばれ、日本三古碑の一つに数えられています。国内でも数少ない奈良時代の石碑で、碑文には、神亀(じんき)元年(724)に多賀城が創建されたことなど、当時の国の公式記録にも記載がない情報が記されています。 奈良時代に書かれた内容をそのまま現代に伝える史料として、多賀城と古代東北史を解明するうえで、歴史的・学術的に非常に価値が高いことが評価されました。 |
名称 | 多賀城関連遺跡群出土漆紙文書 |
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指定区分 | 重要文化財 |
時代 | 奈良・平安時代 |
点数 | 29点 |
所有者 | 多賀城市 |
出土遺跡 | 山王遺跡・市川橋遺跡 |
概要 |
「漆紙文書」とは、漆を入れた容器の蓋として再利用された文書が、しみ込んだ漆の作用によって地中で腐らずに残ったものです。 |
名称 | 多賀城関連遺跡群出土木簡 |
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指定区分 | 重要文化財 |
時代 | 奈良・平安時代 |
点数 | 105点 |
所有者 | 多賀城市 |
出土遺跡 | 山王遺跡・市川橋遺跡 |
概要 | 「木簡」とは、古代の人々が墨で文字を書いた木の札や木製品のことです。多賀城関連遺跡群出土の木簡には、荷札や付札、題箋軸、習書、文書木簡があります。 これらの木簡は、古代の多賀城にもたらされた物品・人の移動や、方格地割を形成する道路や運河の年代が推定できる資料として、極めて重要な資料です。 |
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