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更新日:2024年3月15日

国宝・重要文化財指定に関するお知らせ

重要文化財の多賀城碑が国宝に、市内出土の文字資料の一部が重要文化財になります。市内所在の文化財の国宝指定は初めてで、多賀城市所蔵資料の重要文化財指定も初めてです。

多賀城碑

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名称 多賀城碑
指定区分 国宝
時代 奈良時代
建立年月日 天平宝字6年(762)12月1日
所在地 多賀城市市川字田屋場
所有者
既指定年月日 平成10年6月30日(重要文化財)
概要  多賀城南門を入ってすぐのところにある奈良時代の石碑で、「壺碑(つぼのいしぶみ)」とも呼ばれ、日本三古碑の一つに数えられています。国内でも数少ない奈良時代の石碑で、碑文には、神亀(じんき)元年(724)に多賀城が創建されたことなど、当時の国の公式記録にも記載がない情報が記されています。
 奈良時代に書かれた内容をそのまま現代に伝える史料として、多賀城と古代東北史を解明するうえで、歴史的・学術的に非常に価値が高いことが評価されました。

多賀城関連遺跡群出土漆紙文書

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名称 多賀城関連遺跡群出土漆紙文書
指定区分 重要文化財
時代 奈良・平安時代
点数 29点
所有者 多賀城市
出土遺跡 山王遺跡・市川橋遺跡
概要

「漆紙文書」とは、漆を入れた容器の蓋として再利用された文書が、しみ込んだ漆の作用によって地中で腐らずに残ったものです。
 多賀城関連遺跡群出土の漆紙文書は、古代の戸籍や税の制度や交通制度、陸奥の国務に関わる貴重な公文書であると同時に、集落やまち並みの造営年代を明らかにする意味でも、極めて重要な資料です。

多賀城関連遺跡群出土木簡

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名称 多賀城関連遺跡群出土木簡
指定区分 重要文化財
時代 奈良・平安時代
点数 105点
所有者 多賀城市
出土遺跡 山王遺跡・市川橋遺跡
概要 「木簡」とは、古代の人々が墨で文字を書いた木の札や木製品のことです。多賀城関連遺跡群出土の木簡には、荷札や付札、題箋軸、習書、文書木簡があります。
 これらの木簡は、古代の多賀城にもたらされた物品・人の移動や、方格地割を形成する道路や運河の年代が推定できる資料として、極めて重要な資料です。

お問い合わせ

埋蔵文化財調査センター  

宮城県多賀城市中央二丁目27番1号

電話番号:022-368-0134

ファクス:022-352-6548

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