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更新日:2022年2月22日
石巻市沼津貝塚出土。縄文時代後期末の鹿角製の簪である。左足の下半が欠損する以外はほぼ完全である。裏側は磨いただけで彫刻はないが、頭部は丸い窪みで目・口、綾杉状の刻みで髪が表現され、猿に似たユーモラスな顔をしている。首の側面には紐でも通すような小さな貫通孔がある。腕はないが、胸には頭部と同じような彫刻がみられる。端部は長く、人の足を表すように二股に分かれ、下端付近に瘤状の膨らみがある。頭部と脚部には朱を塗った痕跡が認められる。
県指定有形文化財
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