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更新日:2016年7月14日

財政状況(平成17年度決算)

平成17年度決算

多賀城市の家計簿とも言える「財政のおしらせ」は、市民の皆さんに財政状況を広く知っていただくため、毎年6月と12月の年2回、公表しているものです。

今回は、平成17年度決算に関する事項についてお知らせします。

平成17年度普通会計決算普通会計」って何だ?

“かわらどん”だよ!“ドッキー”です!

かわらどん ドッキー

かわらどん

それでは、まず、普通会計の歳入と歳出から見ていこうか。

ドッキー

「普通会計」って何だっけ?

市役所の市政情報コーナーで見た市の予算書には、一般会計と特別会計と企業会計しか載ってないよ。

かわらどん

簡単に説明すると、市町村は、その地域の実状に応じて行政を運営しているから、それぞれの市町村ごとに行政内容が違っているんだよ。

それに、市町村のなかには、これらの経理を明確にするために、一般会計や企業会計とは別に、特別会計という別のサイフで管理することもあるんだ。

多賀城市のそれぞれの会計の決算状況は、次の表のとおりなんだけど、一般会計だけでは各市町村間の比較ができないから、統一したルールで比較できるようにしたのが「普通会計」ってわけなんだよ。

平成17年度普通会計決算 前年度と比較してみよう

ドッキー

なるほどね。それじゃあ、さっそく歳入から見ていこうか。平成17年度の決算は、前年度の決算と比較してどうなんだろう?

かわらどん

まず歳入だけれども表のとおり、前年度の決算と比較して4,760万円多くなったよ。

ドッキー

歳入は、前年度と比べて市税と市債が大きく増えたようだけれど、地方交付税や繰入金、それから諸収入が減ったようだね。どうして?

かわらどん

市税では、個人住民税が増えたんだよ。市債は、多賀城小学校校舎改築事業や多賀城駅周辺土地区画整理事業などの建設事業のために借りて増えているよ。

次に地方交付税は、新聞などでも話題になっている、国の「三位一体の改革」による縮減。それと地方交付税は市税の増減と反比例して増減する性質があることから、平成17年度は減少したんだよ。

ドッキー

なるほどね~。地方交付税には地方公共団体が必要とする財源を保障する機能があるんだよね。

かわらどん

すばらしい!そのとおりだよ。ただ、あくまで全国標準の行政の仕事にかかる経費に対してだけだけれどもね。

繰入金っていうのは、基金(市の貯金のこと)を取り崩すことをいうんだけれども、さっき話した建設事業のために市債を借りたことによって、建設事業のために積み立てていた基金を取り崩す額が少なくて済んだため、減少したんだよ。

それから諸収入なんだけれども、前年度は、文化センターの大規模改修事業のための補助金が入ってきていたのが、事業が完了して入ってこなくなったことによる減だよ。

平成17年度普通会計の決算状況

平成17年度普通会計の決算状況(歳入)

区分

平成17年度

平成16年度

比較

市税

74億4,847万円

73億4,310万円

1億537万円

地方交付税

30億7,953万円

32億884万円

▲1億2,931万円

国県支出金

26億2,014万円

25億5,673万円

6,341万円

市債

17億3,410万円

15億590万円

2億2,820万円

繰入金

1億5,586万円

3億1,891万円

▲1億6,305万円

諸収入

5億5,584万円

6億6,833万円

▲1億1,249万円

その他

21億5,769万円

21億222万円

5,547万円

歳入合計

177億5,163万円

177億403万円

4,760万円

平成17年度普通会計の決算状況(歳出)

区分

平成17年度

平成16年度

比較

民生費

42億7,064万円

40億5,037万円

2億2,027万円

土木費

35億9,151万円

38億8,929万円

▲2億9,778万円

教育費

24億4,943万円

23億2,989万円

1億1,954万円

総務費

21億5,195万円

22億9,445万円

▲1億4,250万円

公債費

21億8,355万円

19億7,721万円

2億634万円

衛生費

15億3,421万円

14億8,509万円

4,912万円

その他

12億6,069万円

12億9,758万円

▲3,689万円

歳出合計

174億4,198万円

173億2,388万円

1億1,810万円

平成17年度普通会計の決算状況

区分

平成17年度

平成16年度

比較

歳入歳出差引額

3億965万円

3億8,015万円

▲7,050万円

実質収支

9,070万円

3億3,274万円

▲2億4,204万円

翌年度に繰り越すべき財源

2億1,895万円

4,741万円

1億7,154万円

平成17年度各種会計の決算状況

平成17年度各種会計の決算状況

区分

歳入(収入)

歳出(支出)

一般会計

179億360万円

175億9,395万円

国民健康保険特別会計

44億7,043万円

43億6,337万円

下水道事業特別会計

39億8,119万円

35億4,228万円

老人保健特別会計

39億6,120万円

39億4,050万円

介護保険特別会計

20億8,103万円

20億8,082万円

平成17年度水道事業会計(企業会計)決算状況

区分

収入

支出

収益的収入及び支出

20億1,424万円

17億754万円

資本的収入及び支出

1億7,215万円

4億9,745万円

合計

21億8,639万円

22億499万円

かわらどん

次に歳出について説明しよう。

歳出は、前年度に比べて1億1,810万円多い決算だったんだ。

特に民生費や教育費、公債費が大きく増えたんだ。民生費では、医療費や扶助費が増加したよ。

教育費では、さっきも話したけれど、多賀城小学校校舎改築事業の実施による増加だよ。公債費は、現在借金返済のピークに差し掛かっているために増えているよ。

ちなみに返済ピークとなる時期は、平成25年度ごろまでの見込みなんだよ。

逆に大きく減ったのは総務費と土木費だね。総務費は、文化センターの大規模改修事業や庁舎の電子計算機室移転事業の完了によるもの、土木費は、道路や区画整理などの事業の進み具合により減少となっているよ。

平成17年度の主な事業や新たな事業は、次の表のとおりだよ。

ドッキー

なるほどね~、こんな内容のことをやって、その結果平成17年度は、歳出が約174億円って訳なんだね。

かわらどん

そうなんだ。わかってもらえたかな?

平成17年度は、こんな事業を行ったんだよ

多賀城駅周辺土地区画整理事業・・・7億6,524万円

多賀城駅周辺土地区画整理事業に係る用地買収や家屋等の移転補償、造成工事等を行いました。

市内道路改築事業・・・2億1,589万円

市内の道路や多賀城駅周辺の土地区画整理事業に合わせた道路整備工事、用地買収や家屋等の移転補償を行いました。

JR仙石線連続立体交差事業・・・1億9,550万円

県事業であるJR仙石線連続立体交差事業の建設費の負担を行いました。

健康診査事業・・・1億3,595万円

要医療者の早期発見と医療機関での受診を勧奨するため、基本健診や各種がん検診や骨粗鬆症検診を行いました。

多賀城小学校改築事業・・・1億1,162万円

老朽化した多賀城小学校の校舎改築工事を行いました。

仮称考古資料館施設整備事業・・・7,620万円

文化財の一層の啓発を行うために、市内で発掘された文化財の展示施設の整備工事を行いました。

小中学校施設整備事業・・・5,149万円

市内の小中学校のアスベスト対策などの整備を行いました。

多賀城市木造住宅等耐震対策事業・・・864万円

多賀城市内の一般住宅に対する耐震診断士の派遣や改修計画や改修工事費の助成を行いました。

小中学校耐震診断事業・・・263万円

市内の小中学校の耐震診断を行いました。

・・などなど

自主財源の割合が半分じゃ安心できない!?

ドッキー

ところで、市町村が自主的に調達できる財源を自主財源って言うんだっけ?それの割合はどうなの?

かわらどん

次のグラフのとおりなんだけど、平成16年度が51.6%で、平成17年度が50.5%だから、1.1%低くなって、自主財源の割合が下がってしまったよ。

下がったということは、地方交付税や国や県からの補助金などに頼った体質になっているということだから、決して良い状態とは言えないね。

ドッキー

どうして?良い状態なんじゃないの?半分は自主的に集めて、半分は地方交付税や国や県からの補助金でまかなえるんだから、悪い状態ではないんじゃないの?

かわらどん

う~ん。さっきもちょっと触れたんだけれども、現在、国では、国から地方に交付する地方交付税と補助金を減らして、その代わりに国税の一部を地方税に移譲する「三位一体の改革」を進めているんだ。

でも、地方交付税や補助金などの減らされる額と、税として地方に移譲される額は同額ではなく、総体の歳入としては減収になるといわれているんだ。

ドッキー

僕に例えれば、自主財源は自分で働いて得たアルバイト代で、地方交付税や国や県からの補助金は、親からの仕送りみたいなもんだよな。

今でも何とかやりくりしているのに、仕送りが減ったら、相当厳しいな…。

かわらどん

そうだろ?だから自主財源というのは、大きな割合を占めている方が良しとされているのさ。

自主財源比率

決算を市民一人当たりで見てみよう

ドッキー

ここまで聞いてきたけれど、金額が大きくて、今ひとつピンとこないな~。

かわらどん

それじゃあ、市民一人当たりの金額に置き換えてみようか。下の図を見てくれるかな。

市民一人当たりの支出は?

平成18年3月31日現在の人口(62,371人)で計算しています。

市民一人当たりの支出

区分

市民一人当たりの支出額

主な内容

民生費

68,472円

お年寄りや障害を持っている方々へのお世話の費用や、保育所などの費用です。

土木費

57,583円

道路の舗装や公園の整備などの費用です。

教育費

39,272円

小中学校の施設の整備や、文化事業やスポーツ事業などの費用です。

公債費

35,009円

市が事業を行う際に借り入れしたお金を返す費用です。

総務費

34,502円

市民課などの窓口サービスや選挙などの費用です。

衛生費

24,598円

予防接種やごみ処理などの費用です。

その他

20,213円

農業や商工業、議会や消防などの費用です。

279,649円

 

市民一人当たりの支出

市民一人当たりの収入は?

支出と同じで、平成18年3月31日現在の人口(62,371人)で計算しています。

市民一人当たりの収入

区分

市民一人当たりの収入額

主な内容

市税

119,422円

市民税や固定資産税、軽自動車税などです。

地方交付税

49,374円

市の財政力に応じて国から交付されるお金で、使い道に制限はありません。

国県支出金

42,009円

国や県から支出されるお金で、使い道が決められています。

市債

27,803円

市が事業を行う際に借り入れしたお金です。

諸収入

8,912円

学校給食費や健(検)診などの受診料、貸し付けしたお金の返済金などです。

繰入金

2,499円

市の貯金に当たる基金を取り崩したお金です。

分担金負担金、使用料手数料

7,385円

保育所などの負担金や公民館などの使用料、窓口などの手数料です。

その他

27,209円

寄附金や財産収入などです。

284,613円

 

市民一人当たりの収入

ドッキー

これくらいの金額だと、分かりやすいね。支出については、平成16年度の決算と同様にやっぱり民生費と土木費の割合が大きいね。

かわらどん

そうだね。土木費は、多賀城駅周辺の土地区画整理事業やJR仙石線の連続立体交差事業などの大規模な事業がまだ進められているからね。

民生費は、最低限の生活に必要な経費に対する援助や少子化対策のための経費、高齢者の方々に対する経費などが増えてきて、土木費を上回っているんだよ。

収入については、市民一人当たり合計で28万4,613円の収入があったんだけど、その内訳は、市税の11万9,422円のほかに、国や県からの補助金や地方交付税が大きな割合を占めているね。

市の貯金…基金ってどういうもの?

ドッキー

市の貯金?基金?それってどのくらいあるの?

かわらどん

市の貯金のことを基金というんだけれども、基金にも種類があって、使い道が決まっている特定目的基金と、財源不足を補う財政調整基金というのがあるんだ。家庭で言えば、将来の大きな買い物や子どもの進学のために積み立てている定期預金が特定目的基金で、財政調整基金は、月々の家計がピンチのときに下ろす普通預金ってところかな。次の表は、財政調整基金の推移を表したものなんだけど、歳入が伸び悩んでいるから最近は下ろす一方だったんだ。でも、平成15年度から平成17年度は3年連続で財政調整基金を使わずに執行できて、さらに積み立てることもできたんだよ。

特定目的基金は、特定の事業の実施に伴って取り崩す必要がある場合があるので、市では、十分に検討して取り崩すかどうかを決めているんだよ。

無計画に基金を取り崩して基金がなくなってしまったら、大変だものね。

ドッキー

そうだよね~。貯金があるからって、気を緩めてちゃいけないよね。目的を持って貯金したのだから、計画的に取り崩さないとね。

財政調整基金残高の推移

経常収支比率が100%を超えた!?

ドッキー

これまでの話は、だいたい理解できたけど、他の市はどうなっているの?今ひとつ、多賀城市の財政状況がどの程度なのかつかめないな~。

もっと簡単に一目で分かるものってない?

かわらどん

そうだな~。一般的に財政運営の健全性や弾力性を判断するための指標の中から、今回は「経常収支比率」を使って説明しよう。

「経常収支比率」とは、簡単に言えば、財政にどれだけ余裕があるかをみることができる指標だよ。

ところで、市町村にも、毎年必ず払わなくちゃいけないお金があるよね。

ドッキー

えーと。僕の生活でいえば家賃や食費など?

かわらどん

家庭の場合はそうだけど、市町村の場合は、道路や学校などを維持したり、社会保障制度を運営したり、これまでの借り入れ金の返済金もそうだね。

このように、必ず支払わなければならないお金が、歳入の中で市税などの使い途が自由なお金に占める割合のことを「経常収支比率」っていうんだ。

この比率が低いほど新しい仕事に使えるお金が多いということになるんだよ。多賀城市の場合は、次の棒グラフのとおり、100%を超え、100.3%になっているよ。ちなみに、仙台市を除いた県内12市の平均も折れ線グラフで掲載したので比較してみてね。

ドッキー

え~!じゃあ、お財布の中に1万円が入っていても、自由に使えるお金はまったくなくて、今まで積み立てていた貯金を崩して生活しているってこと!?

かわらどん

これまでも説明してきたとおり、一般的に市の場合は、80%を超えると財政的に余裕がないとされ、90%を超えると危険であるといわれているんだ。

100%を超えれば市税などの経常的な収入だけでは賄いきれなくなり、貯金や借金に頼らなければならない状態と言うことになる…。

ドッキー

こんな状態じゃ、貯金だって無くなっていくし、突然支出しなければならないものが出てきたときに対応できないじゃないか!何とかしなければならないよ!かわらどん!

かわらどん

そうなんだドッキー…、全国的にも市町村の財政状況は、これまでに経験したことのない非常に厳しいものとなっているんだ。

特に多賀城市については、今までに借りた借金の返済がピークにあるし、今進めている多賀城駅周辺土地区画整理事業や小中学校などの公共施設の改修なんかも待ったなしの状態だから、極めて厳しい状態になっているんだ…。

市では、この難しい局面を乗り切るために、借金を増やさない方針なんだ。また、「財政の健全化」を推進して、持続可能な財政運営を確立することを目的に、平成18年度当初予算では、仕事をスリム化して人件費や事務経費を削減したり、政策や施策の内容を工夫したりしているんだ。

しかし、本格化してきた国の「三位一体の改革」や長かった景気の低迷で受けた影響などによって、さっき僕が話した市の貯金である「財政調整基金」を取り崩して予算を編成し、今までにない厳しい状況の中で市の運営を行っているんだ。

そして、このままの体制で現在計画されている事業をすべて実施していくと、平成23年度には、企業の倒産と同じ扱いの財政再建団体になってしまう恐れがあるんだよ。

そうならないために、市では「緊急再生戦略構築のための取組指針」を策定して、財政再建に取り組むことにしているんだ。

詳しい内容は、市政情報コーナーやホームページで見られるし、1月号の広報誌で特集を組む予定だよ。

今後は、その指針を基本に、健全で安定した行財政の運営を行っていかなければならないね。

ドッキー

そうか。僕らも、自分たちのまちなんだから、市の財政状況にもう少し関心を持たなくてはいけないね。

経常収支比率

多賀城市の総合的な財政状況は?

ドッキー

最後にもうひとつ。

多賀城市の会計には、特別会計や企業会計もあるし、ごみなどの処理をしている一部事務組合への負担や第三セクターなどへの出資があるよね。

それらの関係する団体の財政状況をまとめて見ることはできないのかな?

かわらどん

そうだよね。関係している団体の財政状況も総合的に把握しておくことも大事だよね。

総合的な財政状況は、以下のとおりになっているよ。

他の市町村の総合的な状況は、宮城県でまとめて公開しているので、こちら(宮城県ホームページ「市町村財政状況等一覧表」)(外部サイトへリンク)をご覧くださいね。

また、印刷してご覧になりたい方は、次のデータをダウンロードしてください。

平成17年度多賀城市の総合的な財政状況一覧表(PDF:19KB)

≪参考≫平成17年度多賀城市決算カード

平成17年度の多賀城市の普通会計の決算状況をまとめましたので、ご覧になりたい方は、ダウンロードしてください。

平成17年度多賀城市決算カード(PDF:26KB)

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市長公室財政経営担当 

〒985-8531 宮城県多賀城市中央二丁目1番1号

電話番号:022-368-1141(内線:215・216)

ファクス:022-368-8104

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