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更新日:2015年5月25日

財政状況(平成15年度決算)

多賀城市の家計簿とも言える「財政のおしらせ」は、市民の皆さんに財政状況を広く知っていただくため、毎年6月と12月の年2回、公表しているものです。

今回は、平成15年度決算に関する事項についてお知らせします。

平成15年度普通会計決算普通会計って何だ?

“かわらどん”だよ! “ドッキー”です!

かわらどん ドッキー

かわらどん

それでは、まず、普通会計の歳入と歳出から見ていこうか。

ドッキー

ちょっと待ってよ!

普通会計って何だ?

市の予算書には、一般会計と特別会計と企業会計しか載ってないよ!

かわらどん

そうだね、ごめん、ごめん。

簡単に説明すると、市町村は、その地域の実状に応じた行政をやっているから、それぞれの市町村ごとに行政内容が違っているんだよ。

それに、市町村のなかには、これらの経理を明確にするために、一般会計や企業会計とは別に、特別会計という別のサイフで管理することもあるんだ。

多賀城市のそれぞれの会計の決算状況は、次の表のとおりなんだけど、一般会計だけでは各市町村間の比較ができないから、統一したルールで比較できるようにしたのが「普通会計」ってわけなんだよ。

平成15年度普通会計決算前年度と比較してみよう

ドッキー

なるほどね。統一しないと比較しにくいもんね。

それじゃあ、さっそく歳入から見ていこうか。

平成15年度の決算は、前年度の決算と比較してどうなんだろう?

かわらどん

下の決算状況を見てもらえば分かるんだけど、平成15年度の歳入の決算額は、前年度の決算と比較して5億5,455万円も少なくなって、歳出の決算額は、前年度と比較すると、1億3,147万円も少なくなったんだよ。

平成15年度普通会計の決算状況

平成15年度普通会計の決算状況(歳入)

区分

平成15年度

平成14年度

比較

市税

74億3,033万円

78億4,829万円

4億1,796万円

地方交付税

30億3,606万円

33億1,206万円

2億7,600万円

国県支出金

27億5,733万円

26億8,049万円

7,684万円

市債

20億3,120万円

22億4,630万円

2億1,510万円

繰入金

3億5,107万円

8億6,643万円

5億1,536万円

諸収入

6億7,728万円

6億288万円

7,440万円

その他

28億3,994万円

21億2,131万円

7億1,863万円

歳入合計

191億2,321万円

196億7,776万円

5億5,455万円

平成15年度普通会計の決算状況(歳出)

区分

平成15年度

平成14年度

比較

土木費

40億8,441万円

56億8,743万円

16億302万円

教育費

33億168万円

26億6,065万円

6億4,103万円

民生費

38億5,016万円

33億8,162万円

4億6,854万円

総務費

22億7,719万円

22億300万円

7,419万円

公債費

23億6,133万円

21億2,033万円

2億4,100万円

衛生費

15億5,209万円

14億6,520万円

8,689万円

その他

13億3,444万円

13億7,454万円

4,010万円

歳出合計

187億6,130万円

188億9,277万円

1億3,147万円

平成15年度普通会計の決算状況

区分

平成15年度

平成14年度

比較

歳入歳出差引額

3億6,191万円

7億8,499万円

4億2,308万円

実質収支

2億1,492万円

5億7,761万円

3億6,269万円

翌年度に繰り越すべき財源

1億4,699万円

2億738万円

6,039万円

平成15年度各種会計の決算状況

平成15年度各種会計の決算状況

区分

歳入(収入)

歳出(支出)

一般会計

197億897万円

193億4,706万円

国民健康保険特別会計

40億7,964万円

39億9,601万円

下水道事業特別会計

47億4,968万円

47億3,613万円

老人保健特別会計

37億6,113万円

37億6,050万円

介護保険特別会計

16億7,455万円

16億6,029万円

水道事業会計(企業会計)

21億4,370万円

22億5,127万円

ドッキー

決算の規模が小さくなったのは、わかるけど、平成15年度は、どんな内容のことをやったのかなぁ。

かわらどん

平成15年度の主な事業や新たな事業は、下に掲載したから、見てね。

ドッキー

なるほど~、平成15年度は、こんな内容のことをやって、これだけお金がかかっていたんだね~。

その結果が、歳出の約188億円って訳なんだね。

かわらどん

そうなんだ。わかってもらえたかな?

平成15年度は、こんな事業を行ったんだよ

多賀城駅周辺土地区画整理事業8億2,447万

多賀城駅周辺土地区画整理事業に係る用地買収や家屋等の移転補償、造成工事等を行いました。

多賀城小学校屋内運動場新増改築事業3億6,308万

老朽化した多賀城小学校の体育館を改修しました。

城南土地区画整理事業1億6,037万円

城南土地区画整理事業に係る公共区画、道路整備等への施設管理者負担を行いました。

健康診査事業1億2,376万

要医療者の早期発見と医療機関での受診を勧奨するため、基本健康診査や各種がん検診や骨粗鬆症検診を行いました。

文化センター大規模改修事業1億1,603万円

老朽化した施設内の中央監視装置や誘導灯の改修を行いました。

七ヶ浜町公園墓地「蓮沼苑」使用許可譲渡事業6,500万

七ヶ浜町公園墓地「蓮沼苑」の使用許可譲渡(100区画)を行いました。

多賀城市民スポーツクラブ育成事業5,866万円

各種体育事業及び総合体育館や市民プール等の施設運営を業務委託しました。

市民プール整備事業2,840万円

市民プール内の天井の補修整備を行いました。

JR仙石線下馬駅のバリアフリー化事業2,600万円

誰でも安全で快適に駅を利用できるように、駅構内にエレベータやスロープの設置を行いました。

住民基本台帳ネットワークシステム整備事業601万円

平成15年8月25日より稼働を開始した住民カード発行システムの整備を行いました。

などなど

自主財源の割合が半分じゃ安心できない!?

ドッキー

とところで、市町村が自主的に調達できる財源を自主財源って言うんだっけ?

それの割合は、平成15年度はどうなの?市税は前年度と比較すると大きく減ったよね。

かわらどん

平成14年度が52.6%で、平成15年度が53.2%だから、0.6%良くなったよ。

でも、まだまだ半々って感じだから、安心はできないね。

ドッキー

どうして安心しちゃいけないの?

半分は自主的に集めて、半分は地方交付税や国や県からの補助金でまかなえるんだから、良いんじゃないの?

かわらどん

う~ん。まだまだ甘いなドッキーくん。

現在、国では、平成18年度までに、国から地方に交付する地方交付税と補助金を減らして、その代わりに国税の一部を地方税に移譲する「三位一体改革」を進めているんだ。

でも、地方交付税や補助金などの減らされる額と、税として地方に移譲される額は同額ではなく、総体的な歳入としては減収になると言われているんだ。

ドッキー

僕に例えれば、自主財源はアルバイト代で、地方交付税や国や県からの補助金は、親からの仕送りみたいなもんだよな。

今でも何とかやりくりしているのに、仕送りが無くなったら、相当厳しいな…。

かわらどん

そうだろ?

だから自主財源というのは、大きな割合を占めている方が良しとされているのさ。

自主財源比率

決算を市民一人当たりで見てみよう

ドッキー

う~ん。

平成15年度がどんな内容だったのかとかは、何となく分かったけど、あんまり金額が大きくて、今ひとつピンとこないな~。

かわらどん

それじゃあ、市民一人当たりの金額で見てみようか。

下の図を見れば分かると思うけど。

市民一人当たりの収入は?

平成16年3月31日現在の人口(61,628人)で計算しています。

市民一人当たりの収入

区分

市民一人当たりの収入額

主な内容

市税

120,567円

市民税や固定資産税、軽自動車税などです。

地方交付税

49,264円

市の財政力に応じて国から交付されるお金で、使い道に制限はありません。

国県支出金

44,742円

国や県から支出されるお金で、使い道が決められています。

市債

32,959円

市が事業を行う際に借り入れしたお金です。

諸収入

10,990円

学校給食費や健(検)診などの受診料、貸し付けしたお金の返済金などです。

繰入金

5,697円

市の貯金に当たる基金を取り崩したお金です。

その他

46,082円

公民館などの使用料や窓口などの手数料、寄附金や財産収入などです。

310,301円

 

市民一人当たりの収入

市民一人当たりの支出は?

収入と同じで、平成16年3月31日現在の人口(61,628人)で計算しています。

市民一人当たりの支出

区分

市民一人当たりの支出額

主な内容

土木費

66,275円

道路の舗装や公園の整備などの費用です。

民生費

62,474円

お年寄りや障害を持っている方々へのお世話の費用や、保育所などの費用です。

教育費

53,574円

小中学校の施設の整備や、文化事業やスポーツ事業などの費用です。

公債費

38,316円

市が事業を行う際に借り入れしたお金を返す費用です。

総務費

36,951円

市民課などの窓口サービスや選挙などの費用です。

衛生費

25,185円

予防接種やごみ処理などの費用です。

その他

21,653円

農業や商工業、議会や消防などの費用です。

304,428円

 

市民一人当たりの支出

ドッキー

これくらいの金額だと、分かりやすいね。

支出については、やっぱりまだ土木費の割合が大きいね。

かわらどん

そうだね。

大きな建設事業である、多賀城駅周辺の土地区画整理事業などは、まだ進んでいるからね。

収入については、市民一人当たり合計で31万301円の収入があったんだけど、その内訳は、市税の12万567円のほかに、支出に対して不足する分を国や県からの補助金や地方交付税のほか、市の貯金に当たる基金から下ろして補っていたんだよ。

市の貯金…基金ってどういうもの?

ドッキー

ん?基金?それってどのくらいあるの?

かわらどん

基金にも種類があって、使い道が決まっている特定目的基金と、財源不足を補う財政調整基金というのがあるんだ。

家庭で言えば、将来の大きな買い物や子どもの進学のために積み立てている定期預金が特定目的金で、財政調整基金は、月々の家計がピンチのときに下ろす普通預金ってところかな。

次の表は、財政調整基金の推移を表したものなんだけど、歳入が伸び悩んでいるから最近は下ろす一方だったんだけど、平成15年度は、財政調整基金を使わずに執行できたうえに、積み立てることもできたんだよ。

財政調整基金残高の推移

経常収支比率が92.0%!?

ドッキー

だいたい理解できたけど、他の市はどうなっているんだろう?

今いち、多賀城市の財政状況がどの程度なのかつかめないなー。

もっと簡単に一目で判るものってない?

かわらどん

そうだな~。

一般的に財政運営の健全性や弾力性を判断するための指標の中から、今回は「経常収支比率」を使って説明しよう。

これは、簡単に言えば、財政にどれだけ余裕があるかをみることができるものだよ。

市町村にも、毎年、必ず払わなくちゃいけないお金があるよね。

ドッキー

えーと。家賃や食費とか?

かわらどん

普通はそうだけど、市町村の場合は、道路や学校などを維持したり、生活に困っている人を援助したり、これまでの借金の返済金もそうだね。

このように、必ず支払わなければならないお金が、歳入の中で市税などの使い道が自由なお金に占める割合のことを「経常収支比率」っていうんだ。

この比率が低いほど自由に使えるお金が多いということになるんだよ。

多賀城市の場合は、次の棒グラフのとおり、92.0%になっているよ。

ちなみに、県内10市の平均も折れ線グラフで掲載したので比較してみてね。

ドッキー

じゃあ、お財布の中に1万円が入っていても、9,200円は、もう使い道が決まっているから、自由に使えるお金は800円だけってこと?

かわらどん

残念ながらそのとおり。

一般的に市の場合は、80%を超えると財政的に余裕がないとされ、90%を超えると危険であるといわれているんだ。

ドッキー

800円しか自由にできないのか。厳しい…。

というよりも90%超えているじゃない!危険じゃないか。どうしよう、かわらどん!

かわらどん

落ち着くんだドッキー、他の市もそうだけど、市町村の財政状況は、これまでに経験したことのない非常に厳しいものとなっているんだ。

多賀城市では、この難しい局面を乗り切るために、「財政の健全化」を推進して、平成16年度当初予算では、持続可能な財政運営を確立するために、借金を増やさない方針としたんだ。

それに、これを実現するために、人件費や事務経費を削減して、仕事のスリム化を図ったり、政策や施策の内容をより厳選したりしているんだ。

当面、経済局面がすぐには好転しないだろうから、市と市民が一体となって、「財政の健全化」を推進しなければならないんだよ。

ドッキー

なるほどね。

僕らも、財政状況にもっと関心を持たなくちゃいけないね。

経常収支比率

≪参考≫平成15年度多賀城市決算カード

平成15年度の多賀城市の普通会計の決算状況をまとめましたので、ご覧になりたい方は、ダウンロードしてください。

平成15年度多賀城市決算カード(PDF:20KB)

問い合わせ・ご感想は

ご覧いただきまして、ありがとうございました。

「財政状況」については、今までも毎年2回お知らせしてきましたが、言葉や内容が難しく、わかりにくいためにあまり関心を持っていただけませんでした。

そこで、今回ホームページのキャラクターの言葉を借りて、できるだけわかりやすく、親しみやすいよう、大幅に表現を改めました。いかがでしたか。

「ここがわかりにくかった」「こんなことも知りたい」という感想、ご意見をぜひメールでお寄せください。

もっとわかりやすいページとなるよう、次回のお知らせの参考とさせていただきます。

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