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更新日:2017年3月2日

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CM制作の裏側をご紹介

2016みやぎふるさとCM大賞 映像賞受賞作品「あなたと、紡ぐ。多賀城」

出演者皆さんの自然な表情。思わずほほえんでしまいます。

「あなたと、紡ぐ」多賀城にあふれる幸せをご覧ください。

 

 

審査会終了後集合写真

皆さん、平成29年1月3日に放送されたKHB東日本放送「2016みやぎふるさとCM大賞」はご覧になりましたか?

2015年度には同番組にて、本市出品の作品「だけど、多賀城が好き」で演出賞を受賞しています。

そして2016年度は、「あなたと、紡ぐ。多賀城」で映像賞を受賞しました。

 

ここでは、公開後たくさんの反響をいただいたこのCMが、完成するまでのこぼれ話や、CMへのこだわりなど、制作の裏側をご紹介します。

 

はじまりは…

「多賀城の魅力、再発見」をCMに込めたいと出発した、今回。

多賀城の魅力とは?とたくさん思い悩みました。多賀城ならではの歴史、開館間もない市立図書館、市内の穴場スポットなど、案はたくさんあがりました。

ようやく決まったプラン

コンテ

ミーティングや素材集めの撮影を重ね、ようやくプランが決定。

たくさんの市民の皆さんとの出会いをとおして感じた、「多賀城の日常の幸せさ」を表現しようと、何気ない普段の生活でのひとコマを切り取りました。人の笑顔やキラキラしている姿の幸せさと、何もないからこそある、本当の幸せ。多賀城のあたたかさと特別じゃない日常の幸せを込めたプランです。

 

プランが決まった後に大まかな映像の流れを固め、そこから数日間かけて、撮影場所の選定をするロケーションハンティング(ロケハン)や、同時に出演者の依頼・手配を行いました。

ロケハンでは、単に現場に赴くのではなく、「本番で撮影する予定の時刻」にその現場で、本番と同じような太陽の位置や光の向き、前後のカットの流れなども計算に入れてアングルなどを決めました。

その際にテスト撮影などをした写真を使って作られたのがこちらのコンテです。

本番の撮影では、このコンテに沿ってスムーズに行われました。

 

CMの撮影場所

撮影場所は、砂押川、あやめ園、多賀城八幡小学校グラウンド、陸奥総社宮、市立図書館、多賀城駅北口の計6カ所。

実際に使用したこれらの映像は、各カットともわずか数秒ですが、この数秒を撮影するために、たくさんの準備をして各カットに数時間かけて撮影に挑みました。

 

そして、その数時間にはそれぞれのドラマがありました。

 

日常の朝のウォーキングコース

このCMの隠れたこだわりのひとつが「朝から夜までの、1日の時間軸」です。

朝日が昇る砂押川から図書館の夜景までのそれぞれのシーンは、多賀城の1日が感じられるようにしました。

その1日の時間軸を表現するために、ウォーキングコースのひとつである、朝方の砂押川を撮影場所としました。

そこでの撮影は、普段から夫婦でウォーキングをされている、佐々木夫妻にご協力いただきました。

撮影当日も、日課のウォーキングの途中に撮影を行い、2人での時間を楽しんでいる様子が印象的でした。

数年前の東日本大震災では津波が遡上し、決壊するなど、大きな被害を受けた砂押川ですが、今では見違えるほどとなり、幸せそうな笑顔の二人を引き立ててくれました。

砂押川撮影様子

砂押川シーン

 

愛するわが子とのひとコマを

2つ目のこだわりは、「多賀城市民の老若男女の出演」です。

子どもからおじいちゃんまでの多賀城の人たちに出演してもらい、幅広い年代の人の営みや、そのあたたかさを表現しようとしました。

老若男女を問わず行ったこの撮影では、毎年初夏(6月)に開かれる”多賀城あやめまつり”で、来場者を対象にカメラをまわし続け、最終的に、延べ3日間撮影した素材の中から、こちらの2組にご協力いただきました。

あやめまつりシーン

あやめまつりシーン2

お祭りの会場には、例年にも増してたくさんの方々がいらしていました。

浴衣姿で美しいあやめを楽しむ方や、イベントや露店、体験コーナーを満喫する家族、ベンチに腰をかけてゆったりとあやめを眺める老夫婦など、思い思いにあやめ園でのひと時を楽しむ様子が見られました。

満開に咲き誇るあやめの中で過ごすひと時は、思わず微笑んでしまうような表情ばかりです。

撮影スタッフも楽しみながらの撮影になりました。

あやめまつり

あやめ

 

撮り直した野球のシーン

野球シーン(保護者の皆さん)ご協力いただいた多賀城ニューパワーズの皆さん。

ここでのこだわりは「突き抜けた青空・爽快感」でした。

そのシーンを撮るために、ここでの撮影を2回も行いました。

最初の撮影は曇り空からのスタート。

子どもたちやお父さんお母さんは、普段通りのありのままの素敵な表情をみんなで見せてくれました。

ただひとつ天気が残念で、最後には小雨がパラパラと…

野球撮影風景撮影は無事終えたものの、あいにくの梅雨空では、突き抜けた青空の爽快感にはおよびませんでした。

そこでもう一度、改めて撮影をさせて欲しいとお願いしたところ、「要領は分かったので、次はもっと協力できます!」と、心強いお返事をいただきました。

 

そうして迎えた再撮影の朝。

空には気になる大きな雲が広がる少々微妙な天気となりました。グランドコンディションも前日まで降り続けた雨のため、小学校の校庭はぬかるみ、使えない状況でした。

野球の撮影を行うには、水溜りをとり、グラウンドの前面的な整備が必要なほど、手をかけなければ使えそうにもありませんでした。

野球シーンそんな、なかば半分あきらめムードになっていたスタッフ一同に吉報が入りました。

内容は、ニューパワーズの保護者の皆さんたちが、協力してグランド整備し、野球が問題なくできる状態にしてくださったという、本当にありがたいものでした。

そしてようやく撮影をはじめられる頃には、気が付くと、青空が広がっていました。

保護者のみなさんの迫真の応援姿と、それに応えるかのように一生懸命野球に打ち込む子どもたちの姿は、CMからもにじみ出ています。

 

 

いくつになっても仲むつまじく

老夫婦シーンここでのこだわりは「多賀城の歴史ある文化財の紹介」です。

市内に数ある神社のなかで、多賀城政庁跡近くに位置する陸奥総社宮は、陸奥国の百社を祀る神社「延喜式内社(えんぎしきないしゃ)」とされており、多賀城東門後の北東に鎮座しているものです。

 

そして、ここでの撮影にご協力いただいた、佐藤夫妻。

実は、孫である市役所の一職員のために、一役買ってくださいました。

普段からお互いを支え合っているのでしょう。

撮影でも演技などは一切なく、その優しい気持ちが自然と伝わって来る映像となりました。

 

素敵な二人を、市立図書館にて

図書館撮影風景

2016年3月に開館した多賀城市立図書館での撮影は、震災からの復興のシンボルとして表現したい、というこだわりもありました。

そのラストカットをほほえましい表情で、仲の良さを表してくれた2人。

撮影では、カメラを向けると最初は緊張していましたが、撮影が終わると「楽しかった、いい経験ができました」と笑顔で話してくださいました。

他愛もない会話をしているひとコマを切り取ったこのシーンは、多賀城の魅力のひとつである、仕事帰りの待ち合わせや、本を借りに来る親子など、新たな文化交流拠点となり拡がりをみせている市立図書館での日常を、表現することができました。

 

その他にも、この場面では「図書館で過ごす普段のひとコマの再現」というこだわりがありました。

そのため、左下の写真の奥に見える2人も、実はエキストラとして出演してもらっているのです。

閉館後行った今回の撮影では、こちらの2人にもエキストラとして出演してもらい、図書館での日常を表現することができました。

図書館シーン

図書館撮影風景

 

BGMとキャッチコピー

ラストカット映像をより際立たせるため、BGMの選曲や、最後のキャッチコピー、ナレーションの読み手選びなど、音声にもこだわりました。

映像の「ありがとう、君がいるから。退屈さえも幸せになる。これからもずっと一緒に、いろんなことを分かち合おうね。」は、キャッチコピー「あなたと、紡ぐ。多賀城」の「あなたと、紡ぐ」の部分をより印象付けています。

愛しい人や、子どもとの大切なひとコマを、皆さんにも紡いでいって欲しい。

そして、多賀城の物語を作って欲しい。

そうした願いが、このキャッチコピーには込められています。

 

見慣れた風景をタイムラプスで

タイムラプス1実際のCMでは、4秒程度のタイムラプスの映像ですが、実は1回の撮影には4~5時間もかかっていました。

特に、朝日が昇るまでのタイムラプスは、まだ暗い時間帯からの撮影が必要で、朝方3時半、4時にはスタート。

にも関わらず、日頃の行いが悪いのか天候の急変など、満足のいく画を撮るために朝だけでも5回は撮影に行きました…

図書館のタイムラプスもなかなかうまくいかず…

 

朝、夕と一日の大半をタイムラプスをやり続けたこともあり、タイムラプスは根気のいる撮影でした。

タイムラプス3

しかし、回数を重ねるごとに、小学生の通学の様子や散歩している人、図書館に向かう親子といった人の営みや、砂押川でライズする魚、潮の満ち引きなどの自然の変化が見られました。

 

そして、多賀城の夕焼けが、素敵なことにも気がつきました。

見慣れた風景の中にある、幸せを発見です。

 

 

おわりに

集合写真制作チーム一同、ものづくりの奥深さと、難しさを感じました。

その中にあるおもしろさや、たくさんの人との出会いは、忘れることはできません。

「あなたと、紡ぐ。多賀城」が映像賞を受賞できたことは、出演いただいたキャスト、エキストラの皆さんや、映像には使うことのできなかった市民の皆さんのご協力があったからこその受賞となりました。

数多く行った撮影をとおして、実際に自分の目でまちを見て、市民の皆さんと直接触れ合ったことで気付いた多賀城の良さ。

「賀(喜び)多き城」多賀城だからこそ、その良さは日々の生活に根付いていました。

集合写真

 

震災後の5年間のこれまでの道のりを、「あなたと、紡ぐ事ができた」のも、大好きな人たちの本当の笑顔だったように思います。

このCM視聴した皆さんに、少しでも多賀城のあたたかさ、特別じゃない日常の幸せが伝われば嬉しく思います。

 

 

お問い合わせ

総務部地域コミュニティ課広報広聴係

 〒985-8531 宮城県多賀城市中央二丁目1番1号

電話番号:022-368-1141(内線:254・255)

ファクス:022-368-2369

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