更新日:2015年3月15日
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平成27年3月5日、多賀城市文化センター大ホールで「かたりつぎ 朗読と音楽の夕べ」が開催されました。
震災を経て、現在、葛藤の中にも新しい一歩を踏み出している被災者7人の思いが、俳優の竹下景子さんによる朗読で語られました。
竹下さんの朗読にさらに花を添える、ピアノとバイオリンの音色も会場に響きわたり、言葉と音楽が一体になったかのような会場には涙ぐむ方もいました。
当日は、約1100人が来場され、満員の会場には、宮城県出身画家の加川広重さんの巨大水彩画「雪に包まれる被災地」も飾られ、それぞれの3.11を思い出し、「かたりつぐ」決意も、しっかりと心に刻まれていたようでした。
地元多賀城高校合唱部による美しい合唱も披露されました。
多賀城高校は、平成28年4月に、全国2番目となる防災系学科の「災害科学科」が新設されます。
また、多賀城市内を中心に、東日本大震災の伝承活動として、高校生自らが津波の痕跡を調べながら、津波浪高標識を取り付ける活動なども行っています。
また,今回の「かたりつぎ」でもバレーボール部の生徒がボランティア参加しています。
未来を創る高校生たちの活動に、ぜひ、エールを送ってください!
「かたりつぎ 朗読と音楽の夕べ」で語られる詩は、震災アーカイブである「みちのく震録伝」や「たがじょう見聞憶」の収集活動の中で集められた話がモチーフとなっています。
東北大学災害科学国際研究所准教授柴山明寛先生からは、「かたりつぐ」意義とその方法について、ご報告いただきました。
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