平成19年度の発掘情報
平成19年度に調査した主な遺跡の概要をお知らせします。
なお、多賀城史遊館で平成20年6月7日(土曜日)から9月28日(日曜日)までの間に、平成19年度の発掘調査成果を展示していますので是非そちらもご覧ください。展示に関する詳細はイベントカレンダーをご覧ください。
最終更新日 平成20年6月5日
目次
- 新田遺跡の調査
- 山王遺跡の調査
- 市川橋遺跡の調査
- 高崎遺跡の調査
- 小沢原遺跡の調査
- 留ヶ谷遺跡の調査
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- 平成18年度の発掘情報のページへ
- 平成21年度の発掘情報のページへ
新田遺跡の調査
新田遺跡第37次調査

- 調査場所 多賀城市山王字南寿福寺
- 調査期間 平成19年4月17日〜10月17日
- 調査面積 463平方メートル
調査成果
- 古墳時代、古代、中世の遺構を発見しました。
- 古墳時代では、前期(4世紀)の溝跡を発見しました。また、土師器(はじき)と呼ばれる土器が多量に出土しました。
- 古代では、多賀城と都(みやこ)を結ぶ奈良時代の東山道(とうさんどう)と考えられる道路跡を発見しました。
- 中世では、掘立柱建物跡、井戸跡、溝跡などの屋敷を構成する遺構を発見しました。この地域における中心的な屋敷の一部と考えられます。
山王遺跡の調査
山王遺跡第62次調査
- 調査場所 多賀城市山王字東町浦
- 調査期間 平成19年7月19日〜8月27日
- 調査面積 91平方メートル
調査成果
- 古墳時代中期(5世紀)以前の溝跡、古代の溝跡、土壙(どこう)、中世の掘立柱建物跡、井戸跡などを発見しました。
- 古墳時代中期以前の溝跡は、水路と考えられます。古墳時代における水の利用を考える上で重要なものです。
- 中世の掘立柱建物は、同じ場所で何度も建て替えられていることがわかりました。本遺跡から新田遺跡における中心的な屋敷の一部と考えられます。
山王遺跡第64次調査
- 調査場所 多賀城市山王字山王四区
- 調査期間 平成19年11月6日〜11月22日
- 調査面積 153平方メートル
調査成果
- 古墳時代の水田跡を発見しました。畦畔(あぜ)が良好に残っており、複数の区画を確認することができました。
市川橋遺跡の調査
市川橋遺跡第65次調査

- 調査場所 多賀城市城南2丁目
- 調査期間 平成19年9月5日〜10月12日
- 調査面積 61平方メートル
調査成果
- 奈良・平安時代の掘立柱建物跡、井戸跡、溝跡、土壙(どこう)など、多数の遺構を発見しました。
- 遺物は、土師器(はじき)、須恵器(すえき)などの多量の土器類や、木製品(皿、曲物など)が出土しました。
高崎遺跡の調査
高崎遺跡第68次調査
- 調査場所 多賀城市高崎2丁目
- 調査期間 平成19年8月21日〜10月5日
- 調査面積 500平方メートル
調査成果
- 平安時代の掘立柱建物跡、竪穴住居跡、井戸跡、溝跡、中世以降の掘立柱建物跡、柱列跡などを発見しました。
小沢原遺跡の調査
小沢原遺跡第10次調査
- 調査場所 多賀城市浮島2丁目
- 調査期間 平成19年4月6日〜5月10日
- 調査面積 130平方メートル
調査成果
- 奈良・平安時代の掘立柱建物跡、竪穴住居跡、竪穴状遺構などを発見しました。
- 掘立柱建物は、同じ場所で何度も建て替えられていたことがわかりました。また、規模が大きく役人の住まいと考えられます。
留ヶ谷遺跡の調査
留ヶ谷遺跡第5次調査

- 調査場所 多賀城市留ヶ谷1丁目
- 調査期間 平成19年5月24日〜8月24日
- 調査面積 389平方メートル
調査成果
- 古代、中世、近世の遺構を発見しました。
- 古代では、建て替えが行われたことがわかる平安時代の竪穴住居跡を発見しました。
- 中世では、武士の館(たて)の一部と考えられる堀跡を発見しました。
- 近世では、土壙(どこう)から茶を挽く際に使用した茶臼(ちゃうす)が出土しました。お茶をたしなむ人が生活していたのでしょうか。
問い合わせ先
- 多賀城市教育委員会文化財課調査普及係(文化センター3階) 電話022−368−0134
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