壺碑(つぼのいしぶみ)

那須国造碑(栃木県)、多胡碑(群馬県)とともに日本三古碑の一つ。芭蕉は『おくのほそ道』に「うたがひなき、千歳の記念、今眼前に、古人の心を閲す。行脚の一徳、存命の悦び、羈旅の労をわすれて、泪も落るばかり也」と訪れた際の感動を記しました。
西行は平安時代から鎌倉時代の武士・僧侶・歌人。諸国を巡る漂泊の旅に出て、多くの歌を残しました。

壺碑(つぼのいしぶみ)

むつのくの 奥ゆかしくぞ 思ほゆる 壺のいしぶみ 外の浜風

西行(山家集)

多賀城市市川