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更新日:2021年11月11日
市川橋遺跡第96次調査
【南北道路(北側から撮影)】
多賀城インターチェンジにほど近い市川字伏石地内で、平成30年3月から実施しています。
9月には、調査区南側を対象に、ドローンによる空撮を行いました。
上空から見ると、調査区西側で発見した平安時代の南北道路や建物などが鮮明に確認できます。
写真中央に並行して延びる2本の溝が東西の道路側溝、両側溝にはさまれた範囲が路面です。
【建物跡の調査】
四角形や楕円形に一段掘りくぼめているものが平安時代頃の柱穴です。
これら柱穴の組み合わせから、建物を復元していきます。
【木組みの井戸】
多賀城南面にある市川橋遺跡では、平安時代の木組みの井戸が数多く発見されています。
写真の井戸は、四隅に支柱を据え、四辺を縦長の板材で囲い、井戸側としています。
【土器発見】
遺構(区画溝)を掘り下げたところ、底面近くで土師器(はじき)の破片が多数出土しました。
器面の調整などから、平安時代よりも古い、奈良時代の土器と考えられます。
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