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更新日:2018年10月2日

発掘速報(平成30年7月)

市内遺跡における発掘調査(7月までに実施した調査)

山王遺跡第199次調査

調査区全景

調査区全景

 

4~5月にかけて、山王遺跡第199次調査を実施しました。

調査場所は、山王消防署の南側の住宅地の中にあります。

今回の調査では、古代・中世・近世の各時代の遺構を発見しました。

陶磁器の出土状態

磁器の皿の出土状態

 

現在の地表から約30cm掘り下げたところで、江戸時代の柱穴が見つかりました。

柱穴からは江戸時代の陶磁器類が出土しました。

発見された磁器の皿

皿の内側。植物の模様が染付されていました

 

江戸時代の地層を掘り下げると、中世の溝が3本(①~③)が見つかりました。溝の幅は①、②で約5mあります(③は半分が調査区外であるため不明)。いずれも深さは約1.2mあります

溝の掘り下げ状況

溝の掘り下げ状況

 

溝の中からは、11~14世紀の中国銭や天目茶碗、漆器や下駄などが見つかりました。

花の模様

漆器椀の底に描かれた花

これらの遺構や遺物から、中世の武士の屋敷があった可能性が高いと考えられます。

 

 

山王遺跡第200次調査

7月から山王遺跡第200次調査を開始しました。

調査場所は、JR東北本線の陸前山王駅南側に位置しています。

発掘現場を上空から撮影した様子

発掘現場を上空から撮影した様子

 

写真中央には円形に巡る溝が見えています。

溝の上(北側)に見える黒い四角形は、古代の井戸の跡です。井戸の跡と円形の溝

井戸の跡(左側)と円形の溝(右側)

 

井戸を埋めている土からは、畿内や東海地方から持ち込まれた焼き物が見つかっています。

また、調査区の南側の穴からは勾玉(まがたま)も出土しました。

出土した勾玉

出土した勾玉(まがたま)

 

調査は現在も続いており、10月まで続く予定です。

調査内容については、引き続きご紹介していきます。

お問い合わせ

埋蔵文化財調査センター  

宮城県多賀城市中央二丁目27番1号

電話番号:022-368-0134

ファクス:022-352-6548

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