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更新日:2016年10月3日

発掘速報(平成28年9月)

内館館跡第1次調査(9月21日)

多賀城地区大区画ほ場整備事業に伴って発掘調査を行ってきた内館館跡の最新情報をお知らせします。

 

井戸の調査風景2

写真は平安時代の井戸跡の調査風景です。
大きく深い穴を掘り込んで、その中に木材を組み合わせた井戸枠を構築しています。

井戸枠検出状況

四隅に丸木の柱を建て、外側に横板を当てて、さらに周囲を土で埋め戻すことによって、土圧で横板を抑え込む構造となっています。
また、それぞれの柱同士は、柱に穿(うが)たれたホゾ穴へはめ込まれた横木で繋がれており、土圧によって柱が内倒れすることを防ぐ造りとなっています。

井戸の竪板検出状況

また、横板の外側には、竪板(たていた)が並べて当てられていました。
竪板には四角い穴が穿たれており、別な用途で使われたものを転用した木材であることがわかりました。
農具の鋤(すき)のようにも見えますが、これから整理作業を進めて明らかにしたいと思います。

井戸の調査風景1

井戸枠がどのような構造であったかを記録するために、細かく測量を行いながら木材を取り上げていきました。

 

内館館跡の調査はもうすぐ終了しますが、ほ場整備事業に伴う発掘調査は山王地区・新田地区など、このあとも継続していきます。
また新たな発見がありましたらお知らせしたいと思います。

お問い合わせ

埋蔵文化財調査センター  

宮城県多賀城市中央二丁目27番1号

電話番号:022-368-0134

ファクス:022-352-6548

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