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更新日:2016年12月22日

平成28年度速報展

平成28年度速報展「発掘された遺跡ー平成27年度の調査成果ー」

多賀城市教育委員会では、平成27年度に40件の発掘調査を実施しました。これらは東日本大震災に伴う復興事業や個人住宅・宅地造成工事などに先立ち行ったものです。
今回の展示は、その中から5ヶ所の調査成果を取り上げ、併せて宮城県教育委員会による多賀城跡第88・89次調査の成果について紹介しました。
さらに、昨年度の宮城県内における発掘調査で話題となった遺跡を紹介する「平成27年度宮城の発掘調査パネル展」も同時に開催しました。

H28速報展チラシ

展示遺跡の紹介

多賀城跡第88次調査
多賀城跡第Ⅱ期の築地塀と櫓の跡を検出し、これらの建物を建てるために基礎部分をしっかりと造っていることを確認しました。また、これらの建物が蝦夷の反乱によって火災に遭い、何回か建替えられたこともわかりました。

多賀城跡第88次調査

写真提供:宮城県教育委員会

多賀城跡第89次調査
城前地区の調査では官衙の西辺の塀の跡や建物跡を検出し、官衙の全体像がより明確になりました。特に、鎮守府をあらわす「府」と書かれた文書函の蓋をはじめ、数点の木簡が出土しており、官衙の機能を考えるうえで非常に貴重な発見がありました。

多賀城跡第89次調査

写真提供:宮城県教育委員会

 

高崎第102次調査
調査の結果、約1,200年前の竪穴住居跡や溝跡が発見されました。特に竪穴住居跡のカマドの下には瓦が敷かれており、多賀城や多賀城廃寺と同じものが使われていることがわかりました。

高崎遺跡第102次調査

 

内館館跡第1次調査
本館跡は、空撮写真に見られるイネの色の違いから堀跡の存在が想定されていました。調査の結果、空撮写真のとおりに堀跡が発見され、中国産の青磁、木製の柄杓などの中世の遺物が出土しました。

内館館跡第1次調査

 

八幡沖遺跡第9次調査
宮内地区災害公営住宅整備事業に伴う発掘調査を行い、多賀城終末期ごろの建物跡と土器を発見しました。この地区が多賀城の終末期に活発に土地利用されていたことがわかりました。

八幡沖遺跡第9次調査

 

新田遺跡第103次調査
今から約1,300年前の竪穴住居跡2軒と、それより古い畑の畝の跡を発見しました。竪穴住居のカマド付近には、煮炊きに使った土器の甕がまとまって捨てられていました。多賀城周辺にくらす人々の生活の一端が垣間見えました。

新田遺跡第103次調査

 

山王遺跡第154次調査
多賀城南面の都市空間を流れていた運河を発見しました。運河は多賀城の東西大路と南北大路の交差点から南へ約600メートル延びており、多賀城の物流を支えていたものと推測されます。

山王遺跡第154次調査

お問い合わせ

埋蔵文化財調査センター  

宮城県多賀城市中央二丁目27番1号

電話番号:022-368-0134

ファクス:022-352-6548

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