多重債務に陥らないために
「多重債務」とは、クレジット会社や消費者金融からの債務が重なり、多額の借金を抱えた状態のことをいいます。
本市の市民相談室にも、多重債務に関する相談が数多く寄せられています。
最終更新日 平成18年11月1日
目次
多重債務に陥る原因
危険はいたるところに
多重債務に陥る原因はさまざまですが、おおむね次の4つの型に分けられます。
浪費型
クレジットカードで無計画に買い物をしたり、ローンを安易に使い続けたりした。
不況・生活苦型
リストラや倒産、給料カットなどで収入が減り、住宅ローンの支払いや生活費にあてるため借り入れた。
被害者型
友人、知人に頼まれて連帯保証人になり、多額の債務を負わされた。
無計画型
無理なく返済できる借金なのかきちんと把握せず借りてしまった、あるいは借金を返済するため、別の借金をするという自転車操業をした。
気軽に借りられる環境も一因
イメージに惑わされず、よく考えて
一方で、消費者金融業界や信用情報機関の在り方にも課題はあります。自動支払機で簡単に借り入れができるシステムは便利ですが、借金の自覚も、高金利の認識も甘くなりがちです。
クレジット関係では、借り入れる人の支払い能力を超えた、利用額の高額な設定も見逃せない点といえるでしょう。
兆候と対処
変化を見逃さず、対応は冷静に
多重債務に陥る背景には、日常生活でのストレス、失業や給料が減ったことを家族に言い出せなかったなどといった事情があるようです。
多重債務による悲劇をなくすためには、周囲の方が兆候を掴み、借金が小さいうちに気づくことが大切です。
「帰宅時間が急に変わった」「仕事に身が入っていないようだ」「身だしなみが乱れてきた」「友達を名乗る電話や、知らない会社からの電話が、職場や自宅、実家などに何度もかかってくる」などは代表的な兆候です。
何かおかしいと思ったら、とにかく本人から話を聞き出すことです。
大事なことは、感情的に問い詰めないこと。問い詰めると本人は追い詰められた気持ちになり、逆に借金を隠してしまう可能性があります。
また、借金を安易に立て替えないこと。収入に応じて生活する習慣が身に付かないと借金を繰り返す可能性があります。このことを踏まえて、本人とどのように借金返済をしていくか、返済が難しい場合はどうするかを話し合っていきましょう。
多重債務に陥ってしまったら
迷っていないで相談窓口へ
話し合いをしても、どうしたらよいのか分からないことがあります。また、借り入れ先が相当数あったり、いわゆるヤミ金融が相手方の場合は、個人では解決が難しいと思われます。そのようなときは、相談機関を利用しましょう。
県や市町村で設置している消費者相談窓口(本市では市民相談室)のほか、司法書士や弁護士による法律相談、貸金業協会の相談窓口などもあります。
解決方法
どの方法を選ぶのか。専門家への依頼が必要な場合も
相談機関で示される方法はおおむね次の4つです。債務者本人でできることもありますが、司法書士や弁護士などに依頼したり、助言を受けた方が間違いないと思われます。
任意整理
裁判ではなく、債務者本人が債権者と話し合い、支払金額や方法を決め直す方法です。
一般的には司法書士や弁護士などに依頼して、支払金額や支払計画書を作り直します。
特定調停
簡易裁判所に申し立てることにより、調停委員が債務者と債権者の和解を図ります。
個人再生手続き
一定の収入はあるが借金が多額なため、支払い不能に陥る可能性がある場合、借金の一部を3年程度支払うことで残額が免除される制度です。
自己破産
支払い不能となった場合に、裁判所に破産を申し立て破産宣告を受け、さらに免責が決定されると残った債務の返済が免除される制度です。不動産などの資産があれば換金して債権者に配当します。
借金の原因がギャンブルなどの場合は、免責は難しくなります。
多重債務に陥らないためのポイント
- 将来の収入見通しは慎重に。右肩上がりはあり得ない。
- 返済できない借金はしない。
- 必要以上のクレジットカードは持たない。
- 安易に連帯保証人にならない。
- 借金返済が難しくなってきたら、早めに家族などに打ち明け、相談機関を利用する。
問い合わせ先
- 多賀城市役所 022-368-1141
- 市民経済部生活環境課総務企画係(市民相談室) 内線237
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