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更新日:2020年9月7日
仙台藩準一家の家格をもつ天童家に代々伝えられてきた文書です。
天童氏は元々出羽国天童城の城主で、最上氏との戦いに敗れた後、陸奥国に移り住み、伊達政宗の家臣となります。仙台藩において一門、一家に次ぐ準一家の家格に列せられ、1,340石余の知行地を与えられた天童氏は、家臣団とともに八幡に居を構え、幕末までこの地を治めました。
文書には、知行状をはじめとする天童氏自身にかかわるもの、天童氏の家臣の間で結ばれ、近代まで引き継がれた契約講関係のもの、現在の八幡のまち割りが江戸時代と大きく変わらないことを示す絵図、さらには伊達政宗の書状や仙台藩5代藩主伊達吉村の和歌などが含まれており、仙台藩の家臣である天童氏とその家臣団の様子などを伝える貴重な資料となっています。
(平成22年7月1日指定、平成29年5月22日追加指定、種別:古文書)
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